楽楽風塵

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2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ロジャース・ブルーベイカーの「認知的視座」について

以前、ブログにちょろっと書いたブルーベイカーの「認知的視座」についてのメモを今回は整理のため、より詳細に書いておきたい。 前回のブログ( http://blog.hatena.ne.jp/cnmthelimit/cnmthelimit.hatenablog.com/edit?entry=8599973812299186816)ではナ…

佐藤成基「国家の檻」

これまた佐藤成基先生の論文だが、今回は「国家の檻ーーマイケル・マンの国家論に関する若干の考察」という論文を取り上げる。以下にPDFを貼っておく。http://www.t.hosei.ac.jp/~ssbasis/53-2sato.pdf マイケル・マンは正直日本ではあまり知られていないが…

佐藤成基「ナショナリズムの理論史」

今回もナショナリズム論の整理のために記しておきたい。 今回は佐藤成基著「ナショナリズムの理論史」という論文についてまとめる。これは大澤真幸氏が編集した有斐閣から出ている『ナショナリズム論・入門』という本に挿入されている短い論文である。 ナシ…

ロジャース・ブルーベイカー『フランスとドイツの国籍とネーション』

もう一冊、ブルーベイカーの『フランスとドイツの国籍とネーションーー国籍形成の比較歴史社会学』について雑感をまとめる。 フランスとドイツの国籍とネーション (明石ライブラリー) 作者: ロジャースブルーベイカー,佐藤成基,佐々木てる 出版社/メーカー: …

マックス・ウェーバー『社会科学と社会政策にかかわる認識の「客観性」』

久しぶりの投稿、血沸き肉躍る。 今回はマックス・ウェーバーの有名な論文『社会科学と社会政策にかかわる認識の「客観性」』(いわゆる「客観性」論文)について。 社会科学と社会政策にかかわる認識の「客観性」 (岩波文庫) 作者: マックスヴェーバー,Max …